|作品リスト#2024 |刻晴 | |
| ||
|
塗装済ガレージキット「刻晴」
原型:Tony@Awaken(Awaken Association)さんフィニッシュ:円珠 スケール:ノンスケール 完成:2024/04 Tweet |
|
|
|
|
|
||
|
|
|
|
コメント: 原神はキャラクターデザインが複雑で色分けも細かく、ガレージキットとして製作難易度がどうしても高くなる傾向にあると思いますが、この刻晴もパーツ数が多くて分割が細かく製作に時間がかかりました。 抜きは素晴らしく綺麗でパーティングラインは極薄、気泡もほぼゼロでした。が、とにかくパーツが微細で扱いが難しい。無事組めたとしても運搬などの過程で破損することが目に見えていたので、微細パーツは敢えて先に壊し、補強しました(画像①参照)。 これは英断で、塗装完了後にパーツを組み立てる際の緊張感がまるで違いました。本当に助かりました。 このキットの特徴だと思いますが接地パーツに高さがあり、髪や衣装の造形からも浮遊感が大切と感じました。なのでステンレス線で髪の筋を2本ほど追加し、「ふわっ」とした雰囲気を表現しました。 金属線で髪をディテールアップする手法は珍しくありませんが最近は流行らないようです。模型展示会では「懐かしい」「こういうのあったね」との声が上がりました。 前述の通り衣装の色分けが細かく、細いラインや複雑な形のマスキングはちょっと大変でした(画像②参照)。各パーツが塗り上がった時は達成感がありました(画像③参照)。 このキットを作ったおかげでマスキング技術のノウハウが自分の中でグッと増えた気がします。 微細パーツ数はちゃんと数えてないですが数十にのぼりました。全て塗り終えた時はこれも達成感が凄かったです(画像④参照)。 そもそも設定カラーが総じて寒色系でメリハリを付けにくく、と言ってオリジナルで差し色を足したりしたらイメージが変わってしまうので、袖の水色を設定よりも発色良く印象が強い水色にしてみました。 色合いは仮組みを繰り返して調整しました(画像⑤参照)。 剣は最後まで悩みました。ベースをファレホで塗った後パール光沢を与えて、ネイルパーツのガラスの破片を散りばめてキラキラ光る効果を狙ってみました(画像⑥参照)。 刻晴はアジアンビューティー(だと思う)なので台座はオリエンタルな雰囲気にしようと最初から決めていました。日本人形用の和柄の布をレーザー刻印を入れた木製台座に貼り付け、加えて共布で木製台座の下敷きを作りました(画像⑦参照)。 目入れはいつも通りの手順で。タミヤエナメルの筆塗り+部分的にエアブラシを使って入れています(画像⑧参照)。刻晴は瞳孔に特徴的な模様が入っていて、目入れしていて楽しかったです。 総括: やっぱり一番キツかったのはマスキング作業です。求められる精度が今までとは段違いにシビアだったと思います。これを糧に、また原神キャラを組んでみたい。でも正直なところ当分は組みたくないですね。 |
|
|