作品リスト#2023 |セーラーマーキュリー メタリックver.

 

塗装済ガレージキット「セーラーマーキュリー メタリックver.」
原型:倉本育馬(ミリメートルモデリング)さん
フィニッシュ:円珠
スケール:1/6
完成:2023/7


 

 


 



   

     

 


 

 


コメント:
このキットは挑戦しても挑戦しても完売で入手できず、やっと何とかゲットしたお宝キットです。特徴としては古のキャラながら今風のタッチで表現されたマーキュリーという印象を受けました。 それを生かすべく近未来っぽい仕上がりにしようとメタリックver.で仕上げることにしました。

ただ金属的なだけではメカっぽく固い雰囲気になってしまいそうなので、衣装は照りや輝きをメタリックにしつつ色は単一ではなく微妙な色合いを出して布っぽさを演出しました。 そのためにスカートやセーラーカラー等の青はまずマルーンを下地に塗り、それを生かしながら黒→シルバー→キャンディ塗装でクリアブルーを塗っています(画像①参照)。

金属らしく塗って然りの部分(サークレット、チョーカー等)はツルッとした質感にし、思い切り腕を振るってメタリックに仕上げました(画像②参照)。

全体的にメタリック塗装になるので肌、髪等の柔らかさを感じさせたいパーツとひんぱんに仮組みし、質感のメリハリを確認しました(画像③参照)。

胸や背後のリボンについては青系のオーロラっぽい色でセミグロスにしようという塗装イメージがありました。それを実現するためランダムにビビッドカラーを塗り、クリアホワイト他でオーバーコートしてパール粉で光沢を整えました。
更にホワイトで模様を入れてアクセントにしています(画像④参照)。
せっかくのセーラーマーキュリーなので“水”の要素をどこかに入れたいと考え、台座で表現することにしました。
同サイズのアクリル円板に水紋の模様の紙を挟み、更にアクリル円板にはレジンで水紋を思わせる大小の円を描き、硬化させました。円は自作のコンパスに噛ませたスポンジにレジンを付けて引きました(画像⑤参照)。

1/6スケールとしては少し大き目のキットで、目入れはそんなに難易度の高さを感じませんでした。使用塗料はタミヤエナメル、筆での描き込みに加えてエアブラシも使用しています(画像⑥参照)。

総括:
色々なモデラーが仕上げている本キットですが、この作品は一際個性的に仕上がったと思います。複数の模型展示会で展示しましたが、そこで原型を作られた方からお褒めの言葉をいただいたのが強く印象に残っています。

 


わぁくす鶴ヶ岡 works Tsurugaoka:塗装済ガレージキット|セーラーマーキュリー メタリックver.

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